歯が抜けてしまったら
歯の抜けた状態をそのまま放置すると、対合する歯が浮いて弱くなったり、歯垢がたまりやすく、むし歯になりやすくなります。
また、噛む機能が低下したり、発音障害になることもあります。
歯を失ってしまった場合は、入れ歯を入れる方法、人工の歯を装着するインプラント、義歯やブリッジ治療の3つの方法があります。
歯の抜けた状態をそのまま放置すると、対合する歯が浮いて弱くなったり、歯垢がたまりやすく、むし歯になりやすくなります。
また、噛む機能が低下したり、発音障害になることもあります。
歯を失ってしまった場合は、入れ歯を入れる方法、人工の歯を装着するインプラント、義歯やブリッジ治療の3つの方法があります。
歯が無くなった場合、早期に歯医者で歯を入れますが、その選択肢のひとつとして義歯(入れ歯)があります。
後ろの大きな歯が2本無くなるだけで、咀嚼(かみつぶす)能力が失われてしまいます。
そのまま放置すると残りの歯に過剰な負担がかかり、歯の寿命を短くしてしまいます。
また、歯が無いためあまり食べ物を噛まずに飲み込むと、胃に負担をかけ胃炎を起こすことがあります。
そのため、歯が失われた歯肉(歯茎)の上に、樹脂でできた歯(入れ歯)を乗せて食べられるようにします。固定式ではないので出し入れはご自身で行います。
最初は違和感がありますが、およそ2週間でなじんできます。入れ歯が壊れた場合、簡単な修理の場合だと、1日でお口の外で治すことができます。
入れ歯は調子が良くても歯の部分が磨り減ったり歯茎が痩せたりして、少しずつ合わなくなります。そのため、定期的な調整または新製が必要です。
ブリッジとは、その名のとおり歯の無い部分の両隣の歯を利用して、橋をかけるように歯を入れる方法です。
それぞれの歯に大きな力がかかり、歯が折れるなどのダメージが大きくなります。
多数の歯が無くなっている症例には使用できませんが、一定の条件を満たせば、保険で診療できます。
インプラントとは、歯の抜けてしまった場所にチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上から人工の歯冠を装着する治療法です。
自分の歯に近い見た目と、しっかりと噛める力を取り戻すことができ、確実な機能回復が得られ、安心してお食事ができます。
固定性ですが、メインテナンスのための着脱が可能で、定期検診で適切な処置を行いインプラントをほぼ生涯使っていただけます。
インプラントを確実なものにするために、手術中にインプラントに細菌が付着しないようにすることがもっとも重要な必要条件になります。
そこで、手術室の殺菌、器具の滅菌などを行っていますが、同時に、お口の中に住む歯周病菌などの細菌を最小限にすることが必要です。
事前に歯石やプラークをしっかり除去することで対応していきます。
さらに、インプラントの長期安定性と永続性を脅かす2つの危険因子に対して、適切な対応が必要です。それは、細菌と過剰な力です。